リウマチと猫と本の山に翻弄されるまうの日々。7歳年上ののり君と、2000年4月生まれの静(しず)さま&2006年4月生まれのサリオンと同居中です。


by maunya
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胸が痛い本。

まずはYちゃん、ゴメン放置してて(笑)。
こっちはたまにしか更新してないしなあ。うう。
生ジュース屋はもう習慣になってるなあ(笑)、ソップ(って豆乳か?)は飲みませんが(笑)。
そうだ、火事大丈夫そうで何よりです。何か年に一回はこう言ってるなあ。帰国したら連絡してよね。


で、↑の胸が痛い本が何かと言えば。
最近読みまくってる(とは言っても図書館で順番待ちだが)、雨宮処凛の「生き地獄天国」
です。彼女は私より2歳年下。まあ、同世代と言っていいでしょう。この本では彼女がバンドの追っかけをしていた高校時代から自殺未遂やリストカットを繰り返して右翼にはまり、そしてそこからも卒業した半生が書かれています。最近の雨宮しか知らない人にはびっくりです(笑)。
いやもうホントに胸が痛かった。借りてから読み出すまでに3日かかった。
読み始めたら一気だったんですけど。
こっから無駄に長い上に痛い独り言なのでご注意下さい(笑)。

ちょうど同時期にヴィジュアル系のバンドにはまった私には、もう一つ一つがわかりすぎるぐらいわかる話で、色んな想い出が頭の中でぐちゃぐちゃになってて、ホントにもう。
今となってはお馬鹿なこともいっぱいしてたんだけど、あれは必要なことだったんだと、改めて思いました。
印象的だったのは彼女がいわゆる「ファック隊」(←ほんと、サイテーな呼び名だったよなあ)にいた頃の話。
とにかくメンバーとセックスすることしか考えてないファック隊は、私たち普通のファンからは侮蔑の対象でした。というか、悲しいけど当のメンバーたちからも、多分ね。

私の出入りしてたライブハウスには私の大学のH先輩もいて、私はその人に可愛がられていたから、あんなところにいてよくもまあ、というぐらいに清らかな青春を送っておりました。飲みに行くときも大概、のり君が一緒だったから(当時つきあってはいなかったが)他の男とどっかに消えたりしないかとまるでお父さんが二人いるかのように(笑)保護されておりました。
色仕掛けを使わなくても当たり前のように大事にされてる自分たちと、寝ることしか頭にないあの子たちとは違う、と思ってた。同じ大学の子(卒業する頃には立派にファック隊だったなあ・・・)がHさんに名前も覚えられていないのに、知りあい面してさんざんしゃべってて、でもその後Hさんが
「ねえ、あの子だれ?まうの友達か?」
と言うのを聞いて、優越感にひたったりもしたさ。
でもね、やっぱりどっか一緒なんだよ。自己肯定感をどの方向に求めるかが違うだけで。

そんなことをつらつら考えてて、晩御飯を食べながらのり君と話してみた。
「あのさあ、なんで私があの頃あんなに清らかに生きてたと思う?」
「え?好きなヤツ以外興味なかったからじゃないん?」
「それもないではないけどねえ、もっと馬鹿馬鹿しい理由なんだよう。私は自己評価もの凄く低いじゃないか」
「うん、それは知ってる」
「だからねえ、自分が『誰かが寝たいと思うほど価値がある』と思えなかったんだなあ。たとえ口説かれても『きっと、本気にしたら後で笑われるんだ』とか思ってしまうねんよなあ。だから、軽蔑してるねんけど、どっかで『ああ、自分に自信があるんや。羨ましいなあ』と思ってる部分もあったりしてねえ」
「・・・羨むことはないと思うけど・・逆にあの子たちって誰かメンバーと付き合うとかありえへんやろ?そんなことしたらファック隊の中で村八分やろうし。男の側もそういう対象で見てないし、格闘技みたいなもんやからなあ。まあ、結果的にそれで良かったんでない?」
まあ、それはそうなんだが。
どうも私たち以降の世代にとって、この「自己肯定感のなさ」というのは一つのキーワードなんだろうなあ、と思う。私はそんなに苦労した覚えもないし(別に親がこれを読んでるかもしれないから気をつかってるわけではなくて・笑)、のり君の方がとんでもなく酷い家庭だったと思うのだけれど、なんでこんなに違うのかなと。個人の性格の違いというだけではない気がするんだよなあ。なんか、しばらくはこのことから頭が離れなさそうです。

そう言えば、この自己肯定感のなさ故に、私はひどいことをしたことがある(笑)。
もう10年以上前だけれど、貧乏なのにゴルチェのオードパルファンを買って私にニコニコと手渡したのり君は
「客にもらったものなんか、何で私にくれるの!?いらんわ、こんなもん!!」
と訳のわからないキレ方をされたらしい(←待ち合わせた時点ですでに泥酔していたらしく、全く記憶にない・笑)。どうやら
「こんな私に、プレゼントを買ってくれる男なんかいるわけがないもの」
と思っていたらしいんだよなあ・・・。
いや~、私だったらぶん殴ってるね、そんな女(←おまえだ)。
今でもゴルチェをつける時には、ふと思い出すことがあります。
・・・ははは、使い切ってもあのボトルは捨てられないわ(笑)。

「生き地獄天国」はあの頃同じ場所にいた人ならどこか胸が痛くなる本ですが、そうじゃない人にはあまりおすすめではないかも(笑)。
間違いなくお薦めなのは、「生きさせろ!難民化する若者たち」かな。ちょいと涙ぐみながら読んでしまったよ。それにしても批判的なレビューがどれもこれも相変わらずの「自己責任論」でちょいと笑っちゃったよ、はは。
しかもこの本についてしかレビュー書いてない人が多いんだよな。なんだ?組織票なのか?
面接で心にもないこと言って、自画自賛のプロフィール書いて(←まずこれが私のような自己否定からはじまる人間には苦痛なんだけど)、自分の考えなんておくびにもださずにいれば、もしかして運良く正社員になれるのかもね。
ま、そんな人生あたしはお断りだけどな。
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by maunya | 2007-10-25 22:39 | books